8~10日 徳本峠・涸沢カール
<メンバー> リーダー:S水、Y川(記)
<コースタイム>(8日7:53 9日6:28 10日7:28)
10/8(土) 安曇支所前6:11~徳本峠入口6:19~瀬戸下橋9:32~岩魚留小屋10:38~徳本峠14:04(泊)
10/9(日) 徳本峠小屋8:20~白沢出合・徳本峠入口9:42~徳澤園10:25~新村橋11:02~横尾11:40~昼食~12:12~槍見河原12:48~横尾13:48~槍見台14:10~横尾山荘14:48(泊)
10/10(月・祝)横尾山荘5:07~横尾岩小屋跡5:29~本谷橋6:04~涸沢ヒュッテ7:18~7:53涸沢ヒュッテ~本谷橋9:03~横尾大橋9:50~徳澤園11:19~小梨平キャンプ場12:35~入浴~13:33~上高地バスターミナル15:15発乗車
待ちに待った10月の3連休。「この3連休は絶対、山に行く。」と決めており、今回の山行に参加させていただきました。
8日(土)立川 0:29発、松本 4:32着の快速ムーンライト信州白馬行で向かいました。次に松本 4:45発、新島々 5:09着の松本電鉄上高地線に乗り、新島々駅の待合室で支度をして、新島々 6:00発の上高地行のバスに乗り、安曇支所前バス停で下車しました。バスに乗った時から、雨が少し降ってきて、バス停で下車してすぐ、レインスーツ、ザックカバーをつけ、スタートしました。雨はその後、あがり、気温もあがり、レインスーツの上着は脱いで歩きました。
川を横目に見ながら、水の音を聞きながら、川からの涼しい風を感じながら、気持ちよく歩きました。青空も出てきました。地面を観ると茶色い枯葉が多いいのですが、上を見上げた木の葉には紅葉は見られず、緑が多かったです。
道ではテント装備のザックを背負った女性1名と会いました。止まらない速さで一歩一歩進んでいて、休憩を入れつつ進んでいた私たちは追いつけませんでした。
岩魚留小屋からは先週の台風の影響で、倒木が多く、道にはピンクのリボンが付いているのですが、あまりに倒木しているので、どちらが道か迷う場所がいくつかありました。倒木をくぐり、またぎ、回り込み、くぐり、のりこえと進みました。川を渡る場所は橋がきれいに整備されていましたが、木で造られた橋は滑りやすく、慎重に渡りました。所々にはロープがあり、雨の日は滑りやすいであろう箇所もいくつかありました。徳本峠小屋までの、最後の1時間は雨が少し降ってきて、登りがまだか、まだかと続き、やっとやっと小屋に到着しました。徳本峠小屋ではテント装備のザックを背負った女性が先に着いていましたが、明日、霞沢岳に登っても眺望が望めないということで、上高地に下りて行きました。
徳本峠小屋は一人1枚の布団、素泊まりで、空きが多くありました。夕方から雨と風が強くなりました。テント場には2、3テントが張ってあったので、大変だなと感じておりました。天気予報では明日9日の午前10時くらいまで雨、午後から晴れとなっていて、明日の霞沢岳は雨の降り方次第ということで、早めに床に就きました。
9日(日)朝は4時起き、5時出発としていましたが、夜中から、風雨の激しい音がずっと聞こえていて、風雨のやむ気配なしなので、予定を変更しました。霞沢岳には行かず、8時出発で直接、横尾山荘に向かうことにしました。徳本峠小屋から白沢出合までの道はきれいに整備されていました。徳本峠小屋のご主人の話でもきれいだと聞いていて、台風後に倒木を除く作業をすぐに行ったようでした。本当にありがたいことです。8時過ぎから、風はありましたが、雨はやみ、快適な歩きが続きました。
この道も紅葉の黄色や赤は見られず、緑が多かったです。
横尾山荘に着き、午後1時から受付ということなので、サブザックで散策をすることにしました。蝶ヶ岳までは時間がかかりすぎるので、途中の槍見台まで行くことにしました。が、はじめの道を槍ヶ岳方面に進んでしまいました。40分くらい歩いた所で、槍ヶ岳が見えてきたので、「ここが槍見台かな」と標示を見たら、「槍見河原」とあり、地図をみて、間違えに気付きました。横尾山荘にもどって、再び槍見台を目指しました。急な登りが続き、30分ぐらいで一息ついたとき、槍ヶ岳が見え、ベンチがあり、そこが「槍見台」でした。
横尾山荘に着き、受付をすませ、一人ひとつのベッドが当てられました。混雑すると見込んでいたので、キャンセルが出たものとみえ、これはラッキーでした。山荘にできた新しいお風呂にも入りました。石鹸は使えないのですが、シャワーで汗を流し、湯船につかれるだけで、満足でした。スマホの充電ができるコンセントも置いてありました。山荘の中にもトイレはありましたが、外にもきれいなトイレがありました。
快適な山荘泊まりを満喫しました。
10日(月)朝4:00に起き、朝食の用意をしているときは真っ暗でした。星空がきれいで、今日は晴れるであろうことが分かりました。サブザックで5:00出発しました。はじめはヘッドランプをつけていましたが、6:00近くなって、山を朝日が照らし、明るくなってきました。山の頂がはっきりくっきり見え、きれいでした。本谷橋をすぎたあたりから、下りてくる人たちとのすれ違いが多くなってきました。涸沢ヒュッテに着き、霜で滑るベンチに荷物を置き、絶景を存分に楽しみました。青空とどの山も頂がはっきりと観えました。テントの色もきれいでした。紅葉はいまひとつでした。コーヒーを飲んで、一息ついて、絶景を堪能しました。いつまでも観ていたいところでしたが、気温は低く、体が冷え切ってしまうので、絶景を後にしました。横尾山荘に戻って、ザックの整理をして、「ああもう楽しみにしていた山行がおわってしまうのだなあ。」とベンチから見える景色を眺めました。
小梨平で汗を流し、おでん、ビールの昼食をとり、その後、上高地から新島々までバス、新島々から松本に出て、松本発の特急スーパーあずさ新宿行で帰ってきました。
松本駅の駅弁が売り切れで買えなかったのには驚きました。違うところで調達をしましたが。
今回の山行は天気も心配され、雨の中の歩きになることも考えていましたが、ほんの少し、降られただけですみ、絶景も望むことができました。霞沢岳はまたの機会ということで。紅葉は年によって違うものだということを感じました。こちらもまたの機会を楽しみにしたいと思います。
10月の3連休ということもあり、電車のチケットの購入でS水さんには大変、お手数をおかけしました。また、食事面などでも何かと気遣ってくださり、ありがとうございました。
また、徳本峠小屋までの山道や徳澤園~横尾山荘までの道も巨大な木が裂けて倒れていて、多くの倒木がありましたが、どうにか道が確保してありました。台風が過ぎた後に、大急ぎで作業をしてくださった方に感謝です。
久々の泊を伴う山行で、これから、行きたい山が浮かび上がってきました。
楽しい山行をありがとうございました。