4日 鼻曲山
<山行報告> 平成28年12月4日(日) 天候 : 晴れ・微風 (参加者&報告 : K田)
参加者は私以外に誰もいませんでしたが、天気予報が晴れ予想でしたので、早朝登山で山頂でのパノラマを楽しもうと、自宅を夜中の2時50分に出発し、高速道路を使わず一般道を走行して、登山口の霧積温泉には夜明け前の5時40分に到着しました。
鼻曲山は先月24日の大雪で一気に雪山と化したとの情報や、霧積温泉への林道は一部凍結箇所があるとの情報もありましたので、スタッドレスタイヤを装着し、タイヤチェーンも用意しましたが、路面に凍結箇所は皆無で、問題なく走行できました。
登山口の駐車場には数台の車が駐車していましたが、誰もいませんでした。
お湯を沸かして、のんびりと朝食をとってから、明るくなるのを待って出発。
登り始めて暫くすると山全体がご来光に包まれ、金色に輝くフカフカの落ち葉を踏みしめながら歩く登山道は、サクサク感がとても気持ち良く、山頂まで殆ど急登や危険個所が無いなだらかな疎林の中を登りました。また、落葉した木々の間から覗く展望も楽しく、山頂に近付くにつれ、明るい登山道からは、朝靄に浮かぶ西上州や奥秩父の山々、白銀に輝く八ヶ岳や富士山等が姿を現してきました。
山頂は大天狗と呼ばれる東峰ですが、あまり展望が良いとは言えませんので、小天狗と呼ばれる西峰へ向かうと、一部疎林に展望を邪魔される部分もありますが、目前に聳える浅間山の後方に北アルプスの神々しい銀嶺が聳え並び、視線を左に転じると、八ヶ岳と南アルプス、奥秩父の山々の奥には富士山が顔を出し、北東方向には谷川連峰や奥日光の山々、東方には榛名山や赤城山等、360度の大パノラマが楽しめました。
誰もいない山頂での大展望に満足して下山を始めると、登ってくる6名ほどの高齢者グループと中年の単独行者に途中で会いましたが、それ以外、人に会うことはなく、踏みしめる落ち葉の音のほかには、時折聞こえる野鳥の囀りと微風に囁く笹の音しか聞こえない、静かなハイキングを、好天にも恵まれ、のんびり楽しむことができました。
なお、ルート上に小天狗への道標や小天狗の標識はありません。霧積温泉から登る場合は、大天狗から10mほど戻った分岐を直進すると小天狗へは数分で辿り着けます。今後登山する方はご注意ください。(二度上峠から登ると先に小天狗を通過します。)
今回は一般的な秋山装備・ウェアに加え、念のために、スパッツや軽アイゼン、防寒着を携行しましたが、結果としては、全く必要ありませんでした。
帰路も高速道路を利用せず倹約の一般道走行でしたが、午後2時には帰宅できましたので、買い物や家事にも時間が作れ、時間の有効利用で日曜日を2回分楽しめました。
<タイム> 霧積温泉駐車場6:37 ~ 7:13十六曲峠下分岐 ~ 8:25鼻曲山(大天狗)~ 8:31小天狗 ~ 8:51鼻曲山(大天狗) ~ 9:50霧積温泉駐車場