29日~1日 奥大日岳

2016年4月29日~5月1日  雪のち晴れ

<メンバー>Kさん(リーダー)、Sさん、Kさん、Fさん、I(記)

<コース>4/29、室堂ターミナル14:10~14:52雷鳥沢キャンプ場

4/30、雷鳥沢キャンプ場7:21~8:27別山乗越付近の稜線~10:34奥大日岳最高点~11:03奥大日岳三角点~12:49新室堂乗越~13:14雷鳥沢キャンプ場

5/1、 雷鳥沢キャンプ場5:58~7:28室堂ターミナル

アイゼン12本?雪山?ノーマル男子に話してしまうと“ドン引き”されます・・・。

アイゼン12本の素晴らしさはなかなか伝わらず。それでも、私はアイゼン12本&ピッケルが使いたいがために、奥大日岳にエントリーしました。残雪だからガチじゃないし。正直、なめていました・・・。

GW当日、空には怪しい雲が・・・。Kさん「これは雪降るかもね」 え!!この時期でも雪降るんだ。

ケーブルカーとバスを乗り継いで室堂に到着。マジで雪降ってるし、視界が悪い。下界とのギャップが凄いです。

室堂から雷鳥沢キャンプ場まではそれほど遠くなかったのですが、着いて早々、雪かきの肉体労働が待っていました。今日はここに体力を使うのか。1メールほど掘りまくりまして、雪で風よけを作るわけです。

掘った底を丁寧に均しまして、やっとテント場が完成しました!腰が痛い・・・。ヘトヘトでした。

今回は、5人用テントと3人用テントを男女分かれて張ります。Sさんと骨組みを入れて、フライヤーを付けてホッとしたつかの間、事件は起こりました。手を離した一瞬の隙にテントが舞い上がったのです。

テントは風船に化け、追いつけないスピードで遙か彼方へ。視界が悪くこれ以上、捜索できませんでした。

一瞬にして寝床を失い、皆さんの想い出の詰まった共同テントを紛失してしまいました。

男性陣に謝罪をして、5人用テントに入れてもらうことに。狭くて申し訳なかったです。

 

さて翌日、テントから出ると、晴天、朝日が雪山を照らしています。こんな素晴らしい世界があるなんて。

お気に入りのアイゼン12本を装着して、挑むぜ!いざ奥大日岳!

もう登り始めから絶景絶景。絶対的な存在で迫ってきます。この大自然の中、人間はちっちゃい存在。なんて考えちゃいますね。あれが雄山か~。あれが剣か~。雄大な雪のヒダにうっとりの連続です。

がしかし、雪が深く、足が取られ、体力がどんどん奪われます。限界を超えた疲れに襲われ完全にバテました。(私のみ)ピッケルを持ったカッコイイ姿を撮ってもらったのに中身はボロボロ。見かけ倒しです。

なんとか、無事下山しまして、午後からテント内で楽しい宴会♪Kシェフの美味しい料理の数々。

外はまた雪が降り始めましたが、テント内は暖かく、いろいろな話をしてとても楽しい時間でした♪

 

3日目、下山です。朝、外に出ると、雪が積もってる・・・。撤収時も雪かきとはね・・・。5月とは思えない降りっぷりです。その後も、雪は降り続け、室堂へ向かう途中トレースなし、視界ゼロに。KさんのGPSを頼りに進みました。雪は容赦なく私たちに吹きつけます。粒が顔に当たって痛い。少しの傾斜が辛い。

残雪をなめていた私を叱りつけるように、天は試練を与えてくれました。

行きは近かったのに、帰りは室堂が遠くに感じられ、やっとのことで到着。ホントに良かった(涙)

最後に、

今回、共同テントを紛失してしまい、大変申し訳ございませんでした。

自然の恐ろしさを勉強させてもらいました。

これに懲りず、テン泊での新しい想い出を一緒に残せたらと思っていますので、何卒よろしくお願いします。

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