26日 権現堂山

【山行報告】残雪を抱いた越後の名山の大展望と春の花を満喫!

新潟 下権現堂山~上権現堂山 

2018年5月26日(土)

 参加者 4名

歩行時間 戸隠神社~(1:50)~下権現堂山~(0:50)~中越分岐~(0:35)~上権現堂山~(0:30)~中越分岐~(1:35)~戸隠神社(計5時間20分)

むさしの山行復帰最初の山に選んだのは、新潟の低山。展望と花、そしてコースタイム4時間30分の山行計画、このくらいなら歩けるだろうとふんだのだが、Lから山行前のメールで、いろいろ記録を見ると最長7時間ぐらいになるかもしれないとの連絡、若干の不安が(^_^;

当日、集まった面々はほぼ同じ位の年齢の4人、Sさんは残念ながら不参加。一緒に山に行ったことがあるのは月上のTさんのみというメンバー構成。

関越自動車道赤城高原SAの展望所(建物の裏)からは、残雪を纏った谷川連峰がきれいに見えて、展望への期待が高まる。

登山口の戸隠神社周辺は、公園風にきれいに整備されていて、とてもローカル低山の登山口とは思えない。駐車場も地元のナンバーを中心にいっぱい。結構人気の山のようだ。

9:20に戸隠神社を出ると程なくして、急な尾根の登りに入る。豪雪地帯の山らしく、低い潅木が茂るだけで、日差しを遮るものも風もなく暑い。背後には越後駒ヶ岳~八海山が見えて眺めは良いが、この暑さと急登がずっと続いたら厳しいなと思いながら登ると、下権現堂山への半分くらいまで登ったところで、きれいなブナ林に入る。その後は暑さも少し和らいで、やがて弥三郎清水。美味しい水が巨岩の下から湧き出している。ほっと一息。

一登りで下権現堂山山頂(897m)に到着。素晴らしい展望で、越後・奥只見の名山が一望できる。北から時計回りに守門岳~浅草岳・会津朝日岳・荒沢岳~越後三山・巻機山。

ここで昼食。休んでいると毛虫が寄ってくる。この毛虫、駐車場や途中の登山道にもいたが、意外と動きが速く、油断するといつのまにか服に取り付いている。

12時過ぎ、とりあえず中越分岐に向けて出発。稜線は雪解け後の花の道、S君お気に入りのイワウチワをはじめ、イワカガミ、タムシバ、ヤシオツツジ、ウラジロヨウラク等々。

1時に中越分岐に着いて、上権現堂山を往復するかどうか相談。Lは私のことを気づかってくれて、時間も遅くなるのでカットしてはと提案したが、T原さんのこの山に又来ることはないだろうから、せっかくだからの一言で、登ることに決定!

稜線は両側共展望が良く、左に浅草・守門、右に越後三山等を見ながらの低山らしからぬ爽快な道が続く。途中、残雪が残っているそばでカタクリやショウジョウバカマを発見。

最後の登りは少々きつかったが、13:45上権現堂山山頂(998m)に到着。ガイドブックには展望はないと書かれていたが、ここも展望良好。越後三山や守門岳、そして一面に水が張られた北魚沼の水田、家々が水の上に浮かぶ。

あとは中越分岐に戻り、下山するだけ。中越分岐の下からは新緑の樹林帯に入り、日差しも遮られて気持ちいい。ところどころ雪が残る沢沿いを下るとLが一輪のキクザキイチゲを発見。最後の方は少し疲れたが、足がつることもなく、無事16:10戸隠神社帰着。

ゆ~パーク薬師で汗を流し、さっぱりしたところで、Lお勧めのお店でタレカツ丼を賞味。帰りの高速も全く渋滞することなく、東京に戻ってきました。

おかげさまで12年ぶりの山行を無事終えることが出来ました。S藤L、綿密な計画とペース配分、保谷駅までの送迎、ありがとうございました。T原さん、ほんとに久しぶりでしたね。I井さん、元ワンゲルということで、今後ともよろしくお願いします。