26日(土) 谷川岳 リーダー:K田
メンバー : 5名 コースタイム :ロープウェイ山頂駅9:47~12:10熊穴沢避難小屋~13:12ロープウェイ山頂駅
11月に入会させていただきました新人のB東です。
今シーズン初となる雪山山行(谷川岳への日帰り)に参加させていただきました。
この日関東地区は快晴でしたが、谷川岳に近づくにつれ雲行きは怪しくなり、現
地は天気予報どおりの曇り空に雪がぱらついていました。
1週間前にニュースを賑わせた記録的大雪の影響もあり、ロープウェイを降りた天
神平は一面ふっかふかのパウダースノーで覆われています。早々にアイゼンとピ
ッケルをザックにしまい、ワカンとストックを着用してアタックを開始しました。
スタート直後からコースは長蛇の大行列です。先頭には腰まで雪に埋もれながら
必死にラッセルを行う勇者の姿が・・・ハアハアという息遣いまで聞こえてきそ
うな猛ラッセルです。しかし相手は記録的大雪ということで、ラッセル勇者も一
人、また一人と力尽き、なかなか前に進みません。そんな中業務用防寒テムレス
(ゴム手袋です)を着用してパワー倍増の我らがK田リーダーは、しびれを切ら
したのか道なき道をかき分け先頭集団へ・・。審判に向けて猛ダッシュで走りこ
む星野監督のような後ろ姿に、一瞬殴り込みにいくのではないかと心配になりま
したが、「ありがとう、代わりますよ。」と一言声をかけて豪雪モンスターに飛
び掛かっていきました。腰いや胸まで埋もれながらの爆裂ラッセルで後ろにいた
F登さんも気がつけば雪まみれです。後列にいた東南アジアのツアー客は、まる
でサムライを見るかのような羨望のまなざしです。そうこうしながらジリジリと
避難小屋を目指しました。
結局避難小屋へは2時間遅れの12時過ぎに到着。小屋は完全に埋まっており、ど
のパーティーもそれ以上先には進もうとせず、昼食の準備にとりかかっています 。我々も記念撮影を済ませて帰路につきました。全行程の半分も満たない工程と
なりましたが、フカフカの新雪の上を浮遊しながら楽しめる貴重な経験となりま
した。
下山後は、谷川温泉「湯テルメ・谷川」にてしっかりと温まってから帰京しまし
た。
年明けの蝶ヶ岳も何が起きるか楽しみです。
皆様今後もよろしくお願いいたします。