23~24日 西吾妻山(2035m)&一切経山(1949m)
天気 おおむね晴れ
参加者:5名
〈コースタイム〉23日 浄土平1100~避難小屋1150~一切経山1230(ランチタイム)1305~避難小屋1330~鎌沼経由~東吾妻山1450~鎌沼分岐1535~(湿原経由)浄土平1615
24日 天元台リフト0920~人形石1015~湿原1045~天狗岩1129~西吾妻山1145~天狗岩1200(ランチタイム)1230~大凹水場1250~かもしか展望台分岐1326~天元台リフト1352
【一切経山&東吾妻山の巻】
朝起きたら何故か電車に乗っていなければならない時間でびっくりして、飛び起きました。急いでS藤さんに連絡をしたら「ナルハヤで!!」とのこと。30分で準備して電車に飛び乗りました。山行報告を書くので許してたもんせ~!となりました次第(^▽^;)。
東北道は意外とスイスイ進み、磐梯熱海ICをおりて浄土平に着きました。ここは磐梯熱海スカイラインの観光地となっていました。風景が箱根の大涌谷のようで、噴火あとの茶褐色の山肌に、煙が出ているような...。浄土平ビジターセンター、レストハウスの建物がありました。その道路の反対側には「吾妻小富士」と呼ばれるプチ富士山のようなお山があり、一時間ほどで周回歩きができるようです。観光客達がぞろぞろと歩いていました。広々とした駐車場に車を止めてトイレを済ませて、いざ出発!湿原の木道を歩いた後、ゴロゴロの石の登山道を歩きました。
鎌沼に向かって歩いていき、途中から一切経山の登山口へと入り、酸ケ平避難小屋で休憩しました。トイレもあり綺麗な小屋でした。そこからは緩やかな登りで、数々の高山植物が楽しめました。コイワカガミ、アカモノ、ハクサンチドリ、ゴゼンタチバナ、ツマトリソウ、マイヅルソウなどなど。
次第に植物がなくなり、ザレた道を一切経山の山頂に進みました。駐車場の反対側の小吾妻富士の火口がくっきりとみえました。山頂に着き、北側から見える湖を見下ろしました。通称「魔女の瞳」と呼ばれるスカイブルーの正式名称「五色沼」です。裏磐梯の五色沼とは別物です。梅雨時で晴れてはいるけど、雲がかかっていましたので、もっとスッキリと晴れていたら深い青色だったに違いありません。
風がものすごく強かったので、山頂にある石積の山(ケルン?)を風よけにしてランチタイムにしました。ここは普段から風が強いところだそうで、S藤さんも前回来た時は、お友達と手をつないで下ったとか!?そこまでではなかったものの、山頂から足早に下山、先ほどの避難小屋を過ぎ、分岐を鎌沼に向かいました。木道を歩き、途中でワタスゲ、チングルマのお花畑がありました。樹林帯に入って、東吾妻山の登りです。1でもない2でもない「サンカヨウ」(by I井さん)のお花も咲いていました。狭い登山道で、小虫もたくさんいまして追い払いながらも、樹林帯を抜け広い道にでて程なく東吾妻山山頂に着きました。
ここは展望が素晴らしく、明日登る西吾妻山をはじめ安達太良山、磐梯山も眺められました。東吾妻山を下山して浄土平の湿原のワタスゲの群生を見に行きました。ツヤツヤほわほわのワタスゲに感動しました。浄土平駐車場から車で40分程走り裏磐梯民宿高原の家に着きました。昭和な感じのお宿でしたが、一泊二食&お弁当付6,500円と大変リーゾナブルでした。お夕飯は普通の家庭料理が何品も並べられて、食べきれないほどでした。宴会は軽めにして、早めに休みました。
【西吾妻山の巻】
昨日よりはお天気がよく、梅雨とは思えない位で、福島市の方は30℃の予報でした。
お宿から一時間位で西吾妻山の北側、天元台まで走りました。そこから車を止めて、「天元台ロープウェイ」に乗り、リフトを三本乗り継いで、標高1,820mの北展望台に着きました。ロープウェイ乗り場から約一時間位かかりました。当初の予定は、西吾妻山の南側、グランデコスノーリゾートのリフトに乗ってからの登山予定でしたが、このリフトは7月からの運行だそうで、標高差の少ない天元台からの往復周遊コースになりました。
S藤さんは昨日の小虫(ブヨか?)に耳をやられたのに懲りて虫よけネットを被っていました。養蜂家のよう...。黒いネットでも、歩くのには支障がないそうです。まずは東に向かい人形石まで森の中を進みました。ここでもお花がたくさん咲いていました。ショウジョウバカマ、サンカヨウ等々。人形石は特に人形のかたちをしておらず、大きな岩がふたつありました。展望がよく、西吾妻山はもちろん昨日登った一切経山なども一望できました。そこから木道を歩き、大凹(おおくぼ)では、チングルマのお花畑、佐藤さん念願のヒナザクラも群生していました。残雪が所々あり、美味しい湧き水をいただけました。そこから緩やかに登り、梵天岩、天狗岩に着き、平らにしばらく歩くと西吾妻山山頂に着きました。
山頂は森の中で、少スペースに標識があるだけでした。すぐに天狗岩に戻り、お弁当をいただきました。天狗岩エリアは広々して、大きな石がゴロゴロあり、吾妻神社がありました。霞んでいましたが、米沢市街がみえました。
もときた道を分岐まで戻り、かもしか展望台経由でリフト乗り場まで下り、リフト三本、ロープウェイを乗り継ぎ駐車場まで到着しました。帰りは「休暇村裏磐梯」に寄り入浴し、猪苗代ICから帰路に着きました。東北道で途中事故渋滞があり、那須高原SAで夕食をとりました。
福島の代表的な山々の眺め、たくさんのお花畑に山のよさを再確認できた山行でした。
リーダーのS藤さんをはじめ皆様大変お世話になりました。ありがとうございました。