2日(金)~5日(月) 薬師岳~五色ヶ原
<山行報告> 薬師岳~五色ヶ原
令和元年8月3日(土)~5日(月) 晴れ
<メンバー> 2名
<コースタイム>
8/3(土) : 折立8:25〜三角点9:52〜五光岩ベンチ11:36〜太郎平小屋12:30〜薬師岳キャンプ場13:15〜ケルン14:05〜薬師岳山荘14:30
8/4(日) : 薬師岳山荘4:30〜薬師岳5:20〜北薬師岳6:15〜間山7:46〜スゴ乗越9:32〜スゴノ頭10:39〜越中沢岳12:24〜蔦山14:44〜五色ヶ原山荘15:12
8/5(月) : 五色ヶ原山荘4:25〜刈安峠6:20〜平ノ小屋7:40〜ロッジくろよん11:39〜黒部ダム12:00
山と高原地図「北アルプス 剱・立山」を見て、この縦走路を歩いてみたいと、2019年度版を購入し、参加しました。折立から入るか、室堂から入るか、今回は折立~五色ヶ原経由~黒部ダムのコースでした。
S水リーダーに手間をおかけし、出発時間が遅れてしまいましたが、なんとか折立を出発しました。前の週が雨続きだったので、晴れのこの日は登山客も多くいました。
まずは、三角点ベンチまでと歩きました。ひんやりした空気はなく、暑さを感じました。暑さでバテ気味の私は、太郎平小屋に着いたとき、やっとここまで来たと、ホッとしました。しばらく木道を歩き、薬師峠キャンプ場の水場に寄りました。豊富な水がホースからたくさん出ていて、冷たくておいしかったです。テント場には、ソロテントがいくつか張ってありました。ここから一時間半くらいで、山小屋ですが、バテて、歩くスピードが上がらず、止まらないよう止まらないよう歩いて、やっと薬師岳山荘に着きました。山小屋は女性部屋10人くらいの部屋でした。夕食は4サイクルぐらいしているようでした。
2日目の朝食はお弁当にしてもらい、3時45分起床、4時30分に出発しました。日の出は薬師岳を登っている途中で見ることができました。頂上からは稜線がきれいに続いていて、雪渓も見えていて、とても雄大でした。北薬師岳で朝食を食べ、日が眩しいので、眼鏡とサングラスを変え、歩き続けました。ここで、悔やまれるのが、途中の間岳で先に到着していた女性2人に、私のザックのポケットのファスナーが開いていることを言われ、眼鏡のはいったケースごと落としてしまったことに気付いたのでした。
その後も歩き続け、暑さは相変わらずで、水分ばかり摂っていました。スゴ乗越小屋到着のときは日差しが強く、水道から水を調達しました。この日の山場は次に向かう越中沢岳と思っていたので、止まらず歩くことだけ考えていました。晴れていて、向かう先は見えていたので、気持良さはありました。越中沢岳頂上は雲が多かったですが、眺めは良かったです。越中沢岳からは1時間、1時間と止まらず、歩くことを考えていました。牛歩の歩みだったように思います。鳶山頂上に着いたときは、もう山小屋も近いので、ゆっくり休憩して、山々を眺めました。14時半ぐらいから雷の音が遠くからきこえました。五色ヶ原山荘に続く木道の両脇には花がたくさん咲いており、ひたすら木道を歩き続け、山荘に着きました。着いて早々、時間交代で、お風呂に入れると聞き、体を洗うことはできないけれど、湯を浴びて、浸かれるというのは、うれしい限りでした。すっきり、さっぱりして、快適でした。6畳ぐらいの女性部屋に4人で泊まることができ、同部屋の女性はそれぞれ、明日、薬師岳方面に向かうとのことで、私たちと逆で縦走をするようでした。飲み水は必要な分を食堂で入れてもらいました。夕方の景色は雲が多くかかってしまい、あたり一面も真っ白になってしまいました。
3日目も朝食をお弁当にしてもらい、3時30分起床、4時20分出発となりました。
木道をずっと進み、五色ヶ原キャンプ場へ行き、その先に続く道の入口を少し探し、キャンプ場を周りこんで行きました。花を守るために、木道をつなげて作ろうとしているのか、木がたくさん置いてありました。樹林帯に入る手前で、お弁当を食べました。
ここから刈安峠までが1時間半のコースタイムのところ、1時間で着き、平ノ小屋までが1時間のコースタイムのところ、1時間半かかりました。平ノ小屋で牛乳を飲みながら休憩しました。小屋の女性に「平ノ小屋から黒部ダムまで4時間です。」と言われ、とにかく歩くのみだなと思いました。黒部湖をぐるっと周るように道が続いていました。きれいな木で新しく作ったであろう、橋やハシゴがあり、渡ったり、登ったり、下りたりを繰り返しながら、歩きました。ここは長く感じました。下りてきているので、暑くなるばかりで、沢の水を頭に浴び、顔を洗い、口にふくんだ時は気持ちよかったです。黒部ダムから扇沢のバスの時刻が気になってきたところで、ロッジくろよんに到着し、何とか間に合いそうなことが分かってきました。黒部湖に着き、入ったトンネル内は実に涼しかったです。黒部ダムから扇沢の電気バスに乗った時、歩き通せてよかったと感じました。
下山後、ここを歩いたのかあ、と地図を見て、登山道が簡単に書いてあるものだと、つくづく思いました。今回の山行は登ったり、下ったり、長かったのですが、晴れていたので、目指す場所を見て、歩くことができ、良かったです。ゆっくりペースになってしまう私を辛抱強くリードしてくださったS水さん、大変お世話になりました。何から何まで、ありがとうございました。