19日 四阿山(あずまやさん) (途中敗退)
2018年2月17日(土)
メンバー: K田リーダー、Y川、K浪
コースタイム:あずまや高原ホテル登山口9:21~10:42菅平牧場への分岐~12:00根子岳分岐直下(標高2220m付近)~13:00菅平牧場への分岐(昼食)~14:15あずまや高原ホテル登山口
前回の瑞牆山に引き続き難読漢字の山の山行報告である。
今回の登山口はあずまや高原ホテル脇で、山頂までは北北東方向を進む。登り始めは緩やかな車道(雪は積もっている)で、両脇は別荘地らしいが、別荘は見られなかった。
しばらくすると左側に広大な傾斜が現れる。牧草地らしいが積雪のため真っ白で何だかわからない。ここまでは天候は悪くなく、フリースも脱ぐくらいに暖かかった。牧草地を抜けると登山らしくなるが、積雪で赤テープが見つからない。登山道らしき所で赤テープを探しながら進んでいく。途中で下山中の男性二人組とすれ違ったが、彼らは暗いうちから登り始め、山頂に到達して戻っているとのことだ。天候が悪化することを予想しての早立ちだったようである。うち一人の方はヤマレコに山行報告を投稿しているようで、これによると6時に登山開始し、11時頃から天候が悪化したように記録されている。
さて、我々三人は登り続けるが、彼らの予想通り悪天候となり、積雪と吹雪で赤テープは見えないわ、雪は深くなるわで大変だった。K田さんが先頭を歩いてくれて助かるのだが、それでもワカンは沈む。フリースも着用し、雨合羽も着用した。時間が経過するごとに天候は悪化し、稜線に出た時には猛烈な吹雪である。寒さで目が凍りかけて痛い。そこから先はさらに風が強くなることが予想され、ついに根子岳分岐直下(標高2220m付近)で撤退決定。四阿山の標高は2354mなので、標準タイムであれば30分程度で山頂到着であるが、この強風では仕方がない。というか、もう十分に楽しめた。
下りにかかっても吹雪は許してくれず、登りのときは吹いていなかった場所でも強風が吹きつける。トレースが消え、赤テープも発見できず、一部登山道でないところを進んだようだ。木が風を遮っている場所でやっと昼食タイム。さらに下って牧草地までくれば安心だ。
今回の山行では、山では天候が短時間で急激に悪化するという頭ではわかっていることを体験できたのも一つの収穫であった。
K田さんとY川さんとは大室山に続いての途中敗退(前大室まで)であったが、雪山を十分満喫できて楽しかった。四阿山は百名山でもあり、次はピークハントとしたい。
今回もK田リーダーにはルートファインディングを担っていただき、また風邪にもかかわらず長時間運転を引き受けいただき感謝します。Y川さんとはともに雪と格闘させていただき、ありがとうございました。