9日(土)~10日(日) 五色ヶ原

►メンバー:K田(リーダー)、M山、B東、O槻(記)
►コースタイム:(9/9)室堂9:20~10:54浄土山~11:25龍王岳~12:54獅子岳~13:54ザラ峠~14:55五色ヶ原山荘15:58~16:10五色ヶ原キャンプ場
(9/10)五色ヶ原キャンプ場6:15~7:38刈安峠~8:37平ノ小屋9:04~12:34ロッジくろよん~13:15黒部ダム駅

ひっさしぶりの参加となり、不安と期待を胸に、新座駅を出発し夜中1時頃扇沢ターミナルの駐車場へ到着。
7時頃起床、朝陽を浴び心躍ります。
電気バス、ケーブルカー、ロープウェイ、トロリーバスを乗り継ぎ室堂へ到着。
登山口から間もなく…テン泊装備の縦走は人生初でしたが、いやーきつい。
落ちまくった体力と、甘えまくった身体にこの重量が堪えます。。
浄土山、龍王岳(私はパスし下で待機w)を越え、ここから本格的な急登とザレた足場が続き、ようやく獅子岳へ到着。
ヘタレな私を迎えてくれたのは子供の雷鳥ちゃん、しかも2羽!警戒心もなく、私の足元に近寄ってきます。
間近に見るモフモフシルエット可愛い過ぎます。
ちなみにこの子たちの足の裏って黒いんですw山からの、何よりも嬉しいご褒美でした。
ザラ峠を越え、一面に広がる草花が少しづつ紅葉し始めている黄金の大地に心奪われます。
ランドネの世界観を切り取ったかのような景色に、ランドネモデルになりきる女子ふたり。
カメラマンを託されたB東さん失敗は許されませんw
獅子岳から約2時間程で山荘へ到着、みんなのビール愛が溢れます。
この日の夕食は、K田山行恒例!?の豪華メニュー、
メインディッシュはタンドリーチキンとすき焼きうどんです。
20kgを超えるザックをここまで背負い、私たちの胃袋をすこぶる満たしていただき感謝しかないです。
陽も暮れ、暗くなった上空に広がる満天の星空。
そばにいた登山者の方曰く、何度か訪れていてもこの星空はなかなか見ることがない程素晴らしい景色だそうです。
宴会も早々に切り上げ、就寝した私のテントをかさかさと横切る音が。
至近距離に何度も何かの気配を感じ、ふと過る小屋で見かけた「キャンプ場にクマが出るのでご注意を」の看板。
恐怖で目を開けられずにいたら、いつの間にか朝を迎えておりました!

《2日目》
翌朝、目の前にはちょこんと尖がった烏帽子岳が、昨日は雲がかかり見えなかった槍ヶ岳が
爽快な朝日を浴び美しく、今日1日の気分をあげてくれます。
雄大な景色に後ろ髪をひかれながら下山開始です。黒部湖方面に向かう人は少なく(というか誰もいない)
あとは下るだけ!と気持ちも軽やかに出発した矢先、生まれたての熊の排泄物に遭遇、4人の顔色は一変します。
無駄に鈴を鳴らしまくり、ひたすら樹林帯を駆け抜けます。
何事もなく、平ノ小屋までは何だかあっという間だった気がします。
平ノ小屋で冷えたコーラを一気飲み!ロッジくろよんまでは下るだけ~と思いきや、
だいぶアップダウンを繰り返します。キレてる箇所が多く、緊張が続きました。
道中M山さんが、1日目も発見した渡りをする蝶「アサギマダラ」を、2日目も発見。
ステンドグラスのような羽の模様はとてもレトロで魅了されます。
さらに魅了されるのはその飛来距離。季節により適した気候を求め、約2000kmを超えて中国大陸へも飛来するそうです。
所々で水を浴び、身体を冷やし、ようやく見えてきた黒部ダムの橋!ロッジくろよんへ無事到着です。

ヘタレな私を、数々のアイテムとお気遣いで助けていただいたみなさまには本当に感謝です。
これからも行きたい山に登るには、日々の努力しかないっ!とココロに誓ったそんな山行でした。
またご一緒してください、ありがとうございました。