7月13日(土)月夜見沢
参加者 : K田
コースタイム : 林道通行止めゲート前8:30 ~ 8:36落合橋 ~
9:54林道出合 ~ 10:17林道通行止めゲート
連日うだるような暑さが続く中、当日は少し涼しい朝を迎えましたが、
梅雨の中休みで、太陽が沢筋にまで降り注ぐ好天気に恵まれ、
ジャブジャブと水遊びを楽しむことができました。
今回は同行者がおらず、懸垂下降が必要な沢ではありませんので、
ロープもハーネスも携行せず、ヘルメット着用で、身軽な沢登りです。
月夜見沢は奥多摩湖南の月夜見山を源頭に北秋川に注ぎ込む支流で、
藤倉バス停近くの落合橋で北秋川本流の白岩沢に合流します。
一般的な遡行ルートは標高500mの落合橋から標高620mにかかる橋までで、
橋から落合橋まで沢沿いに林道が通っていますので、いつもは林道の中間地点にある広場に駐車して、
落合橋まで林道を歩いて入渓していましたが、
今回は落合橋から林道に入って直ぐのところで落石の危険のため通行止めのゲートが設置されていましたので、
ゲート手前の路肩スペースに駐車しました。
落合橋から入渓すると、前日の大雨で増水した月夜見沢は、
いつもは静かに流れる清流が、所々飛沫を上げた
急流と化していて、足首に水圧を感じながら、一歩一歩ワクワクしながら歩き始めました。
遡行を続けていくと水深の深いところが多々出てきますので、腰まで浸かって歩いたり、
水流を避けて沢岸を歩いたり、避けられないところは岸壁をへつったり、
泳いだりと、小さい沢ながら、月夜見沢は何回遡行しても楽しませてくれます。
同行者がいるときには毎回ロープで確保する3ヶ所ほどの滝は、
どの滝も水量を増しているため、轟轟と流れ落ちる滝の水圧に足を持っていかれないよう、
極力水流を避けて、避けられないところは注意深く足場を探して、慎重に登りました。
沢全般を通して水深の浅い沢床を歩く遡行ですので、気負うことなく、
陽光に煌めく清流と青葉、迸る飛沫に心躍らせながら、最後まで気持ちよく、
静かな沢登りを楽しみ、林道との合流点で脱渓しました。
その後、駐車地点まで歩く林道には、10㎝~20㎝程度の落石したばかりと思える角の尖った石が散乱していて、
迂闊に車で走るとパンクを余儀なくさせられそうで、栗原川林道の悪夢が蘇りました。