29日(日) 八ヶ岳 天狗岳

天気:晴 メンバー:K田(L)、B東、N安(記録)
コースタイム:2時間34分 4.2km 上り552m 下り554m
唐沢鉱泉08:59-唐沢鉱泉分岐09:45-第一展望台-10:31-唐沢鉱泉分岐10:58-唐沢鉱泉11:31

(まとめ)
当日は朝6時に分倍河原駅に集合し、K田リーダーの車で唐沢鉱泉へ。
寒さが厳しい中、雪質は良好で順調に進むも、尾根付近で強風と冷気により撤退を決断。
下山後は温泉で冷えた体を温めました。景色や山頂は楽しめませんでしたが、
悪天候下での良い練習になりました。

(詳細編)
12月28日の谷川岳の計画は、天候不良で翌日の八ヶ岳に変更。当日の朝6時、
分倍河原駅でK田リーダーの車に乗り込むと、冬山への期待が静かに膨らみました。
年末の帰省ラッシュを気にしていましたが、道中は驚くほど順調。東京から離れるにつれ寒さが増し、
長野に入ると空気が肌を刺すような冷たさに変わります。サービスエリアから八ヶ岳を見上げると、
山頂付近だけ灰色の雲に覆われ、その不穏な景色に少し不安を覚えました。
唐沢鉱泉には9時頃到着。駐車場はほぼ満車でしたが、なんとかスペースを確保し、
冷気の中で準備を整え出発。粉砂糖のようなサラサラの雪は歩きやすく、アイゼンの感触も心地よい。
順調に進んでいましたが、標高を上げるにつれて風が強まり、尾根では冷気が顔を刺し息苦しいほどに。
山頂から降りてきた登山者の「風がすごい」との声を聞き、リーダーの冷静な判断で撤退を決定しました。
下山後、唐沢鉱泉の温泉で冷え切った体をじっくり温めます。湯のぬるさが心地よく、
体がほぐれるにつれ、冬山の厳しさと貴重な体験への感謝が湧きました。「山は逃げない」。
次回の挑戦に期待を込め、楽しい一日を与えてくださった皆様に感謝の気持ちを伝えて、
山行を締めくくりました