25日(日) 陣馬山
●メンバー
リーダーS藤(繁)、I井、I田(有)、M井、I上、Y川、K野、S久間(記)
●コースタイム
陣馬坂下バス停 0820~登山道入り口 0840~陣馬山 0954(休憩)1018~
栃谷(野菜無人販売所)1115~陣馬山登山口 1149~藤野駅 1230
一日の最後に飲むお酒を、どうしたら最高に美味しく飲めるのか。
この山行は、それをひたすら追求する8人の男女の物語。
(テレビドラマ「晩酌の流儀」よりパクリ)
この日は雷鳥沢へ行く予定であったが、全国的に天気に恵まれず、
晴れ予報の僅かなエリアを探し、陣馬山へ行くことになった。
暑い暑いこの時期、めいっぱい自分をいじめ抜いて頑張った後に飲むお酒は
どんなに美味しい事だろう・・・
目をつぶると黄色い泡で全身が満たされるようだ。
高尾駅発7時30分のバスに乗り、陣馬高原下より陣馬山山頂を目指す。
昨晩の豪雨で道はぬかるみ、こもった湿気が容赦なく体力を奪ってゆく。
汗は乾かず、シャツはびしょ濡れ・・・ それでもひたすら山頂を目指す。
午前10時、ほぼ標準タイム通りで陣馬山山頂へ到着すると、
「ゆずサイダー」「ゆずシャーベット」の文字が目に飛び込んできた。
シャーベットも捨て難かったが、大量の汗をかいた体はひたすら水分を欲し、
私はゆずサイダーを購入。 栓を開ける時間も待てない程に、一気に喉へ流し込んだ。
ゆずの香り、炭酸の喉越し、クエン酸が全身を駆け巡り、毛細血管の隅々まで行きわたる。
「ビールより美味しい飲み物があったとは!!」 衝撃で頭を打ち砕かれたようだ。
いやいや、これで満足してはいけない。
あくまでも山頂は、下山後のビールなのだ。 気持ちを切り替え、下山口へと向かう。
予定では一の尾根コースを下る計画だったが、少し距離の短い栃谷尾根を下る事になった。
陣馬登山口までの道のりは滑りやすく、蜂に襲われ、なかなかの珍道中であった。
下山後、藤野駅までの車道は、容赦なく照り付ける日光、アスファルトからの照り返し。
長い・・・とにかく長い。 そして、長い。
トンネルを抜け、藤野駅が見えた時は「助かった!」
まるで遭難から生還したかのような心境だ。
そしてバスに乗り、いざ温泉へ!
バス停は温泉施設の目の前であったが、その入り口までが まさかの急登!
消えかけた気力を振り絞って登った。
そして待っていたのは露天風呂からの絶景!
「やまなみ温泉」の名にふさわしく、まさに山並みを愛でながらの入浴だ。
春には桜が咲き誇り、露天風呂でのお花見を楽しめるようだ。
次回は是非、桜の時期に来たい♡
そして今日のご褒美、生ビールである。
くぅ————っ! 頑張った後のビールはこの上なく旨い。
一日の頑張りを 優しい泡が癒してくれる。
そしてガッツリ定食を頬張る人、つまみ系でチビチビやる人、思い思いに楽しみ、
今日の一日が終わった。
明日もきっと、良い一日になりそうだ・・・