10日(土)~12日(月・祝) 剱岳 立山

参加者 : K田さん(リーダー)、B東さん、M山さん、H岡さん、I原さん、S藤貴(記)

コースタイム : 8/10:室堂8:38~11:30剱御前小屋~12:30剱沢キャンプ場(泊)
8/11:剱沢キャンプ場3:43~4:00剣山壮~5:24前剱~7:06剱岳~10:10剣山壮~11:39剱沢キャンプ場(泊)
8/12剱沢キャンプ場3:30~5:07別山北峰~6:24真砂岳~7:15富士折立~
7:40大汝山~8:13雄山~9:57室堂

北海道から再び静岡に戻って参りました佐藤貴です。
という訳で、久しぶりの山行に現地集合で参加しました。
これまでは北海道の山々で孤独に、ヒグマの恐怖と戦って来ましたので、みんなで行く山は純粋に楽しみです。
しかし、久しぶりの2泊3日コース&テン泊フル装備は重い。
1日目は4時間の行程だし、登りは剱御前小屋までだしと言い聞かせ出発。
お花の盛りは過ぎていましたが、それでも所どころ残っているチングルマに励まされながら、何とか、テン場に到着。
お楽しみのお昼兼夕食の始まりです。久しぶりにみんなで食べる山飯は格別でした。
1日目は長距離移動もあり、夕方6時には早々に就寝し明日に備えます。

2日目はメインの剱岳登頂です。まだ夜も明けきらない時間にヘッドランプを灯し出発。
私は以前も同じコースで登頂していますが、やはり緊張します。
剣山壮を過ぎてまもなく、1ノ鎖から登りは始まります。
一服剱を超え、一旦下り、前剱への登りです。
鎖場、トラバース、谷に掛けられた橋という名のはしごなど、気の抜けないアトラクションが次から次と待ち構えており、
気が抜けません。登りのクライマックスは有名な「カニのたてばい」。
ほぼ垂直な崖に鎖を頼りによじ登るのですが、足場がしっかりとしていますので、見た目よりは怖くありません。
ここを過ぎて、最後の登りを詰めると剱岳山頂です。
山頂は有名な観光名所のごとく混雑しています。写真を撮るのも行列です。
緊張感から解き放され、360°北アルプスの景観に感激し、山頂ではゆっくり過ごしました。
下山はいきなりクライマックス「カニのよこばい」、
足場の見えないとりつきに踏み出す最初の1歩は、緊張します。1歩踏み出してみれば、
意外としっかりと足場はありますので、こちらも見た目ほどは怖くありません。
カニの横ばいを過ぎた後も緊張感のある鎖場が続きます。
前剱の激下りを過ぎると少しほっと出来ますが、下れば登らないといけません。疲れた足に一服剱の登り返しは心が折れました。
それでも、大変な分、達成は大きく、下山後にみんなで乾杯したビールは本当にうまかった。

3日目はそのまま下山するか、立山に登るかみんなで相談しました。結果、満場一致で立山に行くことに決定。
皆さんの健脚には驚きました。剱御前小屋まで登り、稜線を歩きます。
3日目もお天気に恵まれ別山では朝日もばっちり拝めました。
登り・下りを繰り返し、立山三山の富士の折立、大汝山、雄山を縦走。雄山ではみんなで雄山神社に参拝しました。
参拝後の「立山登頂、ばんざい」の掛け声高らかに、他の登山者も交え、登頂をお祝いしました。いいことありそうです。
この後は室堂までの下りですが、夏休みの立山は登山者で溢れかえっていました。
北海道の静かな山旅に慣れてしまっていたので、これには今回の山行で一番驚きました。
今回リーダーを務めていただいたK田さん、ご一緒頂いたみなさんありがとうございました。