8~9日 早池峰山・秋田駒ケ岳
【山行報告】 早池峰山(1637m)・秋田駒ケ岳(1917m)
【日 程】 2017年7月8日(土)~9日(日)両日晴天
【メンバー】 I(リーダー)・K・K(記)
【コースタイム】8日:早池峰山・・9:45小田越~11:30五合目~12:30早池峰山頂 (ランチ)13:20~15:10小田越9日・・秋田駒ケ岳・・6:45駒ケ岳八合目小屋~7:50焼森山~8:05焼岳~8:45大焼砂分岐~9:15駒池~9:35(ランチ)10:05~10:45男岳~11:20阿弥陀池~11:15男女岳~13:15八合目小屋
*早池峰山・・・はやちねうすゆきそう に会いたかった!エーデルワイスそっくりの、その花に!
はやちねという優し気な響きから、岩々、ごつごつのイメージはなかった。登山口からの木道沿いに、ギンリョウソウ。マイヅルソウ、ギャーという鳴き声に目を上げると、なんとホシガラス!久しぶりの山歩きに胸が
高鳴る。するといきなり目の前が開け、険しい岩盤の山が!ここは、一合目。心拍数が上がりそう。足は大丈夫かな。不安がよぎった。小休憩をして歩き出すと、濃い紫のミヤマオダマキがあちこちに。黄色のミヤマキンバイ、ミヤマダイコンソウ。白い小さな星型の、カトウハコベ、ホソバツメクサ。そして、アッタ~!ハヤチネウスユキソウ!しあわせ~!強い日差しの中、垂直な階段もかかるような急坂を登りきれたのも、健気な美しい花たちのおかげだ。この花たちに会うために、はるばると来たのだなあ~。
頂上では、携帯トイレなるものを、後学のために使用。天然記念物の、この山域を守るためにも不可欠。
トイレの前で、使い方をレクチャーして下さるボランティアの方々にも、感謝。頂上は、30度もあったのだ。
*秋田駒ケ岳・・・予定していたコースから、民宿のご夫婦の推薦するシャクナゲコースを辿る。「クマ出没注意」の看板のおかげか、私たちだけだ。夕べ、美味しくいただいた根曲がりだけがたくさん生えている。チョット、怖いが、白いシャクナゲや、珍しいミヤマハンショウヅルなどに癒されて登る。開けた場所で休憩をとると、岩手山が見えた。足元には、秋田駒ケ岳が南限というエゾツツジを見つけた。ざれた大焼砂を過ぎれば憧れの、ムーミン谷。ひっそりと、私の胸に秘めてあった、幻の峡谷。私にとってのイメージだった。しかし、そこは明るい花々に囲まれた楽園であった。深い谷の両側に広がる、お花畑に感動!同行の皆さんの口からは、「オオ~!」「ウワ~!」感嘆詞しか出てこない。
コマクサの群生。一面に咲き誇る、チングルマ。数えきれないほどの高山植物に囲まれて、シアワセ~~!
もう思い残すことはない、と思えたほど。谷の中ほどにある池には、サンショウウオの卵がふわふわ浮いていた。初めて見た。この年になっても、まだまだ初めてがある。
谷からは急な斜面を上った後、男岳を目指し、阿弥陀池から男女岳を登り、八合目に戻った。
シャトルバスの時間に間に合ったのもリーダーの時間配分のおかげと、感謝します。
時間を忘れさせてしまうような、魅力にあふれた山でした。Iさん、Kさん、ありがとうございました!